大人になるということ
夜が降りてきて
酸素は地球深くに潜り込み
足りない頭で答えを求めて
パクパクとあえぎながら空を見上げていた。
いつもより大きな月に浮かぶ模様を
水晶玉に映った未来のように眺めていた君は
純粋で美しかったよ。
朝が昇ってきて
酸素を得た君は
とまれの標識の前で笑っている。
夜が来れば
停止線を越えられると思っている君。
もう大人になったんだろう。
それより先にあるのは
月のない空だけだよ。
夜が降りてきて
酸素は地球深くに潜り込み
足りない頭で答えを求めて
パクパクとあえぎながら空を見上げていた。
いつもより大きな月に浮かぶ模様を
水晶玉に映った未来のように眺めていた君は
純粋で美しかったよ。
朝が昇ってきて
酸素を得た君は
とまれの標識の前で笑っている。
夜が来れば
停止線を越えられると思っている君。
もう大人になったんだろう。
それより先にあるのは
月のない空だけだよ。